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ほうっておくと実は怖い ももかんについて

こんにちは後町です

サッカーではあるあるかもしれませんが、相手の膝が太ももに入り非常に痛い思いをした事はないでしょうか?

いわゆる「ももかん」と言われますが、医療用語では「筋挫傷」とも表現されます。
今回はそんな筋挫傷の基本について書いていきたいと思います。


筋挫傷とは?

外部からの強い衝撃(例:相手選手の膝やボールなど)で筋肉が押し潰されるような状態になって起こるケガです。
太ももだと外側前面に起こることが多いです。


放置のリスクと合併症

損傷で出血した血液は時間経過で固まっていきますが、これを放置することで痛みが治った後も膝の曲げ伸ばしがしづらくなる事(可動域制限)があります。

やや怖い話になりますが太ももの骨の近くで出血した際は注意が必要で、適切な処置を怠ると最悪の場合外科的な処置が必要になることもあります2)

そのため怪我をした後は痛みと出血の管理が重要となってきます。

応急処置のポイント

RICE処置が基本:
Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)を早めに行うことで腫れや内出血を最小限に抑えます。
※現在はPEACE and LOVEという考え方もあります。

・太ももの場合は膝を曲げた姿勢1)で冷やすのが重要です。
(膝を伸ばしたままだと先に書いた曲げ伸ばしのしづらさが残ったり、回復が遅れる原因になります2。)

また、歩くのが難しい、45度以上膝が曲がらない時は重症の可能性があります。
できる範囲で膝を曲げた状態にして上記の処置を行い、医療機関へ受診することをお勧めします。


治療の進め方とリハビリ

  • 通常は安静やリハビリで回復します。痛みのない範囲で膝の曲げ伸ばし運動や軽い自転車こぎから始め、徐々に元の運動に戻していきます2)。鍼は痛みや腫れの軽減に効果的です。
  • 膝が90度曲がらない
  • しこりがある
  • 痛みが引かない

上記が長引く場合は黄色信号ですので一度医療機関を受診することを検討してもいいかもしれません。


まとめ

  • 「単なる打撲」と油断すると痛みが続いたり、動きが制限されることがあるので早期の適切な処置が重要です。
  • 腫れや痛みが強い場合、特にスポーツ復帰を急ぐ場合は、専門医による超音波ガイド下2)治療も選択肢となります。

引用文献

  1. 〈スポーツ障害〉筋損傷のエコー活用術 和田誠、服部惣一ほか 3章 下肢B大腿四頭筋(Ⅲ)四頭筋筋挫傷
  2. 関節外科 38巻1号 運動器の診療革命 超音波ガイド下インターベンション
    筋損傷に対する超音波ガイド下インターベンション
    服部 惣一、 大内 洋、 山田 慎

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