こんにちは。藤森です。
今回は学生アスリートに多い腰椎分離症に関して紹介します。
一度は聞いたことのある「腰椎分離症」とは一体どういった怪我であるのかご存知でしょうか。
成長期の子供・学生の継続する腰痛には注意が必要です。
腰椎分離とは
腰椎分離症とは、腰の骨(腰椎)の後方にある細い部分に、繰り返しの負担で亀裂が入る状態です。
つまり、腰椎に起こる疲労骨折です。
腰椎分離症の好発部位は腰椎の中でも負担が集中されやすいという第5腰椎(L5)、第4腰椎(L4)です。
これは一度の大きな怪我で起こるものではなく、腰を反る・ひねる・ジャンプして着地するといった動作が繰り返されることで負荷がかかり発症します。


こちらが腰椎のイメージで印がある椎弓の関節突起間部という部分に亀裂が入りやすいと言われています。
どんな人に起こりやすいのか。
発症しやすいのは、骨が成長途中にある10〜15歳ごろです。
あくまで好発年齢であり、この年代以外でも発症することはあります。
腰を反る、ひねる動作が多いスポーツでは、腰に負担がかかりやすくなります。
主な競技は、サッカー、野球、バレーボール、バスケットボール、テニス、体操、陸上競技などです。
スポーツをしていない場合でも起こることはありますが、成長期に練習量が多い選手は注意が必要です。
主な症状
・腰を反る、ひねる動きで出る痛み
・運動中や運動後の継続的な腰痛
・お尻や太ももに広がる痛み
・脚のしびれや力の入りにくさ など
ただし、腰痛の原因は他にも椎間板や関節、筋肉などの原因もあるため、症状だけで判断することはできません。
明確に診断するためにはX線、MRI検査をする必要があります。
当院からも疑いのある方は病院をご紹介させていただいてるのでご安心ください。
もし、腰痛を抱えたまま競技や運動を続けてしまうと骨がつながりにくくなり、将来的に腰椎が前方にずれてしまう腰椎分離すべり症につながってしまう場合があるので痛みは我慢せず、一度病院で診てもらうことを推奨します。
予防するために
腰椎分離症はすべてを防ぐことは難しいですが、負担は減らすことは出来ます。
・急激な運動量や強度を増やさない
急激な練習量や強度の増加は、身体が負荷に適応する前に腰へ大きな負担をかけます。休養日を設け、痛みがあるときは無理をしないことが大切です。
・腰だけで反らない、捻らない
投球やジャンプ、回旋動作では腰だけに頼らず、股関節や胸椎も使って動くことが重要です。腰に動きが集中すると負担が増えてしまいます。
・体幹まわりや股関節まわりを整える
腹部、背中、お尻などの筋肉は、腰を安定させる役割があります。また、股関節の動きが硬いと、腰がその代わりに動きすぎることがあります。
・反ると痛みがでてくる腰痛を我慢しない
腰を反らすと痛む場合は注意が必要です。痛みが続く、繰り返す、競技動作に支障があるときは早めに医療機関で評価を受けることを検討しましょう。
まとめ
子供や学生だからといって腰痛を簡単に捉えることは危険です。
痛みが増悪していたり、痛みが継続的に感じている場合は一度医療機関で診断を受けることが大切です。
当院では、医師の診断や治療方針を踏まえながら、痛みのある時期から日常生活や競技復帰までを見据え、身体の状態を確認します。