谷田貝です。
「長時間座っていると腰が痛くなる」「立ち上がる時に腰が固まったように痛む」
そんな症状でお困りではありませんか?
今回は、デスクワーク中や長時間同じ姿勢を続けた際に生じる腰痛に対し、
大腰筋(腸腰筋)への鍼治療が著効した症例をご紹介します。
主訴
来院の約3週間前から腰部に違和感が出現し、その後徐々に痛みが強くなりました。
特に椅子に座っていると腰が疼くような痛みが出現し、
長時間座って作業を続けることが困難な状態でした。
- 長時間座ると腰が痛い
- 同じ姿勢を続けると腰が固まる
- 立ち上がる時に腰が伸びにくい
初診時の評価(理学所見)
- 前屈:疼痛あり(+)
- 後屈:疼痛あり(+)
- 左回旋:疼痛あり(+)
- 腰部全体の筋緊張が著明
治療経過
1回目
腰部全体の筋緊張を改善することを目的に、
手技療法と鍼治療を実施しました。
施術直後は前屈・後屈ともに可動域が改善し、
回旋時痛も消失しました。
しかし、再び座って作業を続けると腰痛が再発しました。
2回目(1週間後)
原因筋を再評価した結果、
大腰筋(腸腰筋)の筋スパズムが主な原因と判断し、
大腰筋に対して手技療法と鍼治療を行いました。
施術後には後屈時痛は消失し、
初診時10/10だった痛みは1/10まで改善しました。
3回目(さらに1週間後)
後屈・回旋時痛は完全に消失。
前屈最終域のみ違和感が残っていたため、
手技療法とストレッチを行い経過観察としました。
4回目(さらに2週間後)
腰痛の再発はなく、
可動域制限や動作時痛も消失。
患者様からも
「長時間座って仕事をしても痛みは全く出ない」
とのお話があり、治療終了となりました。
なぜ長時間座ると腰が痛くなるのか?
今回の原因となった大腰筋は、
第12胸椎・第1〜第4腰椎から始まり、
大腿骨の小転子に停止する筋肉です。
また、腸骨から始まる腸骨筋と合わさって
腸腰筋を形成しています。


腸腰筋は股関節を曲げる(もも上げ)動作で働く重要な筋肉ですが、
長時間座っている姿勢では短縮した状態が続きます。
デスクワークや車の運転などで長時間座位が続くと、
腸腰筋に何らかの原因で筋スパズム(筋肉の攣縮)が生じ、
筋血流が低下し、循環不全を起こします。
循環不全になることで発痛物質が産生され、腰痛の原因となります。
大腰筋への鍼治療が有効だった理由
今回は痛みの原因となっていた
大腰筋の筋スパズムが疑われる症状に対して、
手技療法と鍼治療を行いました。
筋緊張を改善し局所の血流を促進できたことで、
疼痛が大きく改善したと考えています。
また、今回のように徐々に悪化していく腰痛だけでなく、
筋肉由来の急性腰痛症(ぎっくり腰)でも、
大腰筋へのアプローチが有効となるケースがあります。
ただ急性腰痛症には椎間板・椎間関節・神経など、筋肉以外に原因がある場合もあるので注意が必要です。
https://irifune-seikotsuin.com/l4 case-study-nerve-root/
このような腰痛でお困りの方はご相談ください
- 座ると腰が痛い
- デスクワークで腰痛が悪化する
- 立ち上がる時に腰が伸びない
- 同じ姿勢が続くと腰が固まる
- マッサージではすぐ戻ってしまう
- ぎっくり腰を繰り返している
腰痛には筋肉・関節・神経・椎間板など様々な原因があります。
当院では丁寧な評価を行い、
症状の原因に合わせた施術をご提案しております。