こんにちは。鈴木です。
「長く座っていると腰やお尻が痛くなる」 「大好きなゴルフやテニスをすると、翌日に腰痛がひどくなる」 「仰向けで寝ると腰が痛くて眠れない」
当院には、このような長引く腰痛でお悩みの方が多く来院されます。整形外科でレントゲンを撮っても「異常はない」と言われ、湿布やマッサージでだましだまし過ごしている方も多いのではないでしょうか。
今回は、約半年間治らなかった頑固な腰痛が、「L4神経根(腰の深い部分にある神経の根元)」への鍼治療によって劇的に改善した患者様の症例をご紹介します。
同じような症状でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
過去の症例報告ブログはコチラ!!
5年間治らなかった腰痛としびれがエコーガイド下はり低周波刺激で改善した症例
どのような症状でお困りだったか?
今回ご紹介する患者様は、週に1〜2回ゴルフやテニスを楽しまれるアクティブな方でした。
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いつから: 1年ほど前から腰痛があり、ここ1〜2ヶ月でさらに悪化。
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痛む場所: 右の腰からお尻の上部にかけて。
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日常生活でのお悩み:
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椅子に5分座るだけで痛い。
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仰向けで寝ると痛むため、睡眠の質が低下。
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ゴルフの最中や翌日に痛みが強くなる。
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病院での検査: レントゲンでは「ヘルニアなどの異常なし」と診断。
ご自身で「反り腰」を治すストレッチをされたり、一般的なマッサージを受けたりしても、根本的な解決には至っていませんでした。
なかなか治らなかった「本当の原因」
初診時からしばらくは、腰の筋肉や関節(椎間関節)を中心にアプローチを行いました。一時的に痛みは軽減したものの、「長時間座った後」や「ゴルフの後」にはどうしても痛みがぶり返してしまい、スッキリ治りきらない状態が続いていました。
そこで、当院で改めて詳細な徒手検査(身体の動きや筋力のテスト)を行った結果、原因は表面的な筋肉や関節ではなく、「L4神経根(腰の4番目の神経の根元)による可能性」を考察しました。
この神経の病態はレントゲンでは以上は見つかりません。正確な診断はMRI検査を行う必要があります。
【身体の検査(所見)で起こった具体的な変化】
痛みの原因が「L4神経根」にあると判明したため、超音波エコーなどを活用した見立てのもと、神経根のすぐそばまでピンポイントで届かせる鍼治療へと方針を切り替えました。
その結果、患者様の身体には以下のような明確な変化が現れました。
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痛みの数値(NRS)の劇的低下 最も痛い時を「10」とした場合、当初「6」あった痛みが、神経根への鍼治療開始し、3回目には「0(無痛)」にまで改善しました。
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足の筋力低下の回復 初期の徒手検査では、右の「大腿四頭筋(太もも前)」と「腸腰筋(足の付け根)」の筋力が左に比べて低下していましたが、神経の働きが正常化したことで左右差が消失しました。
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腰を動かした際の痛みの消失 当初は腰を後ろに反らす動作(後屈)で痛みが出ていましたが、スムーズに反らせるようになりました。
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日常生活動作(ADL)の大幅な改善 「5分座るだけで痛い」「仰向けで寝られない」状態から、30分以上の連続座位が可能になり、仰向けでも朝までぐっすり眠れるようになりました。
なぜ「L4神経根」への鍼治療で良くなったのか?
表面的なマッサージや浅い鍼ではなく、痛みの発信源である神経根へアプローチしたことで、以下の3つが考察されます。
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直接的な「むくみ」の解消: 神経の周りに滞っていた血流を改善し、痛みの原因となっていた神経のむくみ(浮腫)を取り除きました。
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神経の「過敏状態」のリセット: ずっと痛みを発信し続けて興奮していた神経を落ち着かせました。
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無意識の「筋肉の緊張」が解ける: 神経の働きが正常に戻ったことで、腰やお尻の筋肉の異常な緊張が自然と緩みました。
現在この患者様は、「昨年夏以降で1番ラクです!」と喜びの声をくださり、不安なく大好きなゴルフを思い切り楽しまれています。
同じような症状でお悩みの方へ
「マッサージに行ってもその場しか良くならない」 「レントゲンで異常がないのに痛みが続く」
そんな時は、今回の症例のように「奥深くの神経の根元」が原因になっている可能性があります。 これは、表面から揉むだけでは決して届かない場所です。原因を的確に見極め、ピンポイントで直接アプローチできる「鍼治療」だからこそ、長年の痛みから解放されるケースが数多くあります。
「私の腰痛も、もしかして神経からきているのかな?」と思われた方は、我慢せずに一度当院にご相談ください。 しっかりと検査を行い、あなたを悩ませている本当の原因を見つけ出し、最適な治療をご提案します。