谷田貝です。
ゴルフのスイング後やフォロースルーで肩の痛みを感じていませんか?
特に肩を上げた時の痛みや、スイング後の肩の違和感は肩峰下インピンジメント症候群が関係している可能性があります。
今回は、ゴルフ後に肩の外側の痛みを訴えた患者様の症例をご紹介します。
ゴルフ後に肩の外側が痛い症例
主訴
ゴルフのラウンド後から肩に痛みを感じるようになった症例です。
- ゴルフスイングのフォロースルーで肩が痛い
- 肩を90°以上上げると肩の外側に痛みが出る
- 日常生活ではそこまで痛くないが、ゴルフ動作で痛みが強くなる
ゴルフ愛好家の方によくみられる症状の一つです。
肩関節の評価・検査
身体評価を行ったところ、以下の所見が確認されました。
- 肩関節外転時に疼痛を認める
- 肩甲骨の代償動作がみられる
- 2ndポジションでの内旋・外旋可動域制限
- 肩関節外転筋力の低下
- 肩関節外旋筋(棘下筋・小円筋)のタイトネス
特に肩関節を外転した際に肩甲骨の過剰な代償動作が認められ、肩甲骨と上腕骨の協調した動きである肩甲上腕リズムの乱れが確認されました。
評価|肩峰下インピンジメント症候群の疑い
今回の症例では、
- 肩関節外転時の痛み
- 肩甲骨の代償動作
- 肩関節可動域制限
- 肩関節外転筋力低下
これらの所見から肩甲上腕リズムの破綻による肩峰下インピンジメント症候群が疑われました。
肩峰下インピンジメントとは、肩を上げる際に肩峰と腱板(ローテーターカフ)や滑液包が衝突し、痛みを引き起こす状態です。
肩関節インピンジメントについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
肩関節インピンジメント症候群について詳しくはこちら→https://irifune-seikotsuin.com/overhead-impingement/
施術内容
① 外旋筋群のタイトネス改善
肩関節の動きを妨げていた外旋筋群である棘下筋と小円筋に対して手技療法を実施しました。
筋肉の柔軟性を改善することで、肩関節の可動域改善と肩峰下での組織の衝突軽減を目的としました。


② 棘上筋の活性化トレーニング
肩関節外転時に肩甲骨の代償動作が認められたため、肩関節の安定性向上を目的に棘上筋の運動療法を実施しました。
棘上筋は肩関節外転の初動に重要な役割を担う筋肉であり、適切に機能することで肩甲上腕リズムの改善が期待できます。
施術結果
数回施術後には以下の変化がみられました。
- 肩関節外転時の肩外側の痛みが消失
- ゴルフスイングのフォロースルー時の痛みが消失
- 肩関節挙上動作がスムーズに改善
- 肩甲骨の代償動作が軽減
症状改善により、痛みなくゴルフスイングが行える状態となりました。
ゴルフや野球で肩が痛くなる原因とは?
ゴルフや野球などのスポーツでは、フォロースルー動作で肩の後方組織に大きな負荷がかかります。
特に以下の筋肉は重要です。
- 棘下筋
- 小円筋
- 僧帽筋
- 後部三角筋
- 棘上筋
これらの筋肉の柔軟性低下や機能不全が起こると、肩甲骨と上腕骨の動きが乱れ、肩峰下インピンジメントを引き起こすリスクが高まります。
まとめ|肩の痛みは肩甲上腕リズムの評価が重要
肩の痛みは痛みが出ている部位だけでなく、肩甲骨や肩関節全体の機能を評価することが重要です。
- 肩甲骨の動き
- 肩甲上腕リズム
- 肩関節の可動域
- ローテーターカフの機能
- 筋力バランス
ゴルフや野球で肩の痛みが続いている方は、肩峰下インピンジメントや肩甲上腕リズムの異常が関係している可能性があります。
早期に評価・施術を行うことで、競技への早期復帰や再発予防につながります。
こんな症状でお悩みの方はご相談ください
- ゴルフスイングで肩が痛い
- フォロースルー時に肩の外側が痛む
- 肩を上げると痛い
- 野球の投球動作で肩が痛い
- 肩のインピンジメントと言われた
- スポーツ中の肩の痛みを改善したい
当院ではエコー観察と徒手検査を組み合わせ、肩の痛みの原因を評価し、一人ひとりに合わせた施術・運動療法をご提案しています。