こんにちは。徳久です。
今回は「体表のデルマトーム」について解説します。
デルマトームは聞き慣れない言葉かもしれませんが、しびれや痛みの原因を考える上でとても重要な手がかりになっています。
デルマトームとは?
デルマトーム(Dermatome)とは、「脊髄神経が関わる皮膚の感覚領域」のことを指します。
人間の身体は首から腰まで脊髄神経が枝分かれしており、それぞれが特定の皮膚の範囲に感覚を伝えています。
例えば、首から出る神経は首や腕の感覚を、腰から出る神経は足やお尻の感覚を受け持っています。
デルマトームを表す時に使われる「C」「L」「S」とは?
デルマトームを表す時に使われるC・L・Sには、それぞれ意味があります。
・C(Cervical:頸椎神経)→頸椎から出る神経
・L(Lumber:腰椎神経)→腰椎から出る神経
・S(Sacral:仙椎神経)→仙椎から出る神経
例えば「C6」と書いてあれば、首の6番目の神経が関わる皮膚範囲という意味になります。
デルマトームが分かると
整骨院に来られる患者さんの中で「手・足がしびれる」といった症状を訴える方は少なくありません。
筋力検査などを行いデルマトームなどを手がかりにすることで、どの神経が影響しているのかを推測しやすくなります。
代表的なデルマトームの分布
大まかな目安として、体表のデルマトームは以下のように分布しています。
C5:肩の外側
C6:親指側の前腕〜親指
C7:中指
C8:小指側の手
L4:太ももの前〜すねの内側
L5:すねの外側〜足の甲
S1:ふくらはぎ〜足裏・小指
注意点:デルマトームには個人差もある
デルマトームの分布は多くの研究で示されていますが、文献によって描き方が異なる場合や、人によって感覚の範囲に少し差があることも知られています。
そのため、あくまで「おおよその目安」として考えることも大切です。
実際には、症状の出方や姿勢などによって変化が見られることがあります。
まとめ
✔️デルマトームとは皮膚感覚の地図
✔️C=頸椎神経、L=腰椎神経、S=仙椎神経を意味する
✔️しびれや痛みの場所から神経の影響を推測できる
✔️ただし、文献や人によって分布に個人差があるため目安として活用する
✔️整骨院ではデルマトームを参考にしながら評価・施術を行う
首や腰の不調に伴うしびれや痛みが気になる方は、お早めにご相談ください。