こんにちは。徳久です。
「ずっと腰が痛い」「動くと怖い」
慢性的な腰痛(CLBP)は、とても多くの方が悩んでいる問題で、仕事や家事など日常生活にも大きく影響します。
今回紹介する研究では
「どんな治療が一番改善につながるのか?」
を調べるために、慢性腰痛の方に3つの治療法で効果の比較をしています。
3つの治療法
慢性腰痛の患者さん55名が参加し、12週間で合計24回の治療を受けました。
①運動のみのグループ(ET)
お腹や背中の筋肉を鍛える体幹トレーニングのみ
②手技+運動グループ(ET+MT)
運動前に
・背骨の動きを整える
・筋肉をほぐす
などの手技療法を行ってから体幹トレーニング
③キネシオテープ+運動グループ
運動に加えて、腰にキネシオテープを貼る治療
チェック内容
研究では、以下のような項目を評価しました。
・日常生活の不便さ(障害度)
・痛みの感じやすさ
・動くことへの恐怖(キネシオフォビア)
・痛みに対する悲観的な考え(破局的思考)
・自分で治せるという思考(自己効力感)
結果:どの治療も改善したが…
12週間の治療後、3つの治療全てで痛みや不便さが改善しました。
共通して「体幹運動」をしたことが基礎的な改善につながったと考えられます。
しかし
最も効果が高かったのは”手技+運動”グループ!
①改善の幅が一番大きかった
痛み・不便さ・心理面全ての項目で、手技+運動グループが最も良い結果でした。
②特に早い段階で差がついた
・3週目
・6週目の時点で、すでに統計的な差が出ています。
なんと、3週目の時点で障害度が54.7%改善という大きな変化がありました。
運動に手技を組み合わせると早く・大きく改善!
✓運動だけより、手技を組み合わせた方が効果的
身体の動きが整った状態で運動をすると、より効果が出やすくなります。
✓初期の改善が早く、痛みの不安や「動くのが怖い」という気持ちにも効果的
腰痛は「身体の問題」「心の不安」がセットで起こりやすいですが、手技は両方に働きかけてくれます。
まとめ
・慢性腰痛では「体幹運動」が基本として大事
・さらに効果を高めたいなら運動の前に手技をプラス
・痛みだけでなく「動くことへの恐怖」「不安な気持ち」にも好影響があり、早く日常生活が楽になります
参考文献はこちら