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エコーガイド下腰椎神経根はりパルス療法による坐骨神経痛の症例
30分歩くとお尻や太もも、スネに痛みが出ていた方の症例です。
ドクター診察により、脊柱管狭窄症(シザース分類C)と診断されました。
これまでの治療経過
3ヶ月間、運動療法と脊柱起立筋・梨状筋への鍼治療を継続しましたが、効果は限定的でした。
エコーガイド下腰椎神経根はりパルス療法の実施
L4へのエコーガイド下腰椎神経根はりパルス療法を行ったところ、翌日には痛みが大幅に軽減し、非常に喜んでいただけました。
(痛み 8 → 1)
しかし、遠方にお住まいのため継続施術ができず、3ヶ月後の再診時には痛みが再燃。
(痛み 1 → 5)
再度同療法を実施した結果、再び痛みは軽減しました。
(痛み 5 → 1)
ただし、1ヶ月後には再び痛みが軽度出現。
(痛み 1 → 3)
この方の場合、エコーガイド下腰椎神経根はりパルス療法の効果は短期的であることが分かりました。
今後の施術方針(物語)
今後の治療方針として、以下の選択肢を提示しました。
- (A) 月に1回エコーガイド下腰椎神経根はりパルス療法を継続する
- (B) 病院での注射などを検討する
- (C) 病院での手術
(B)・(C)については、ドクターと連携し術式やリスクなどを説明いただき、患者様ご本人が納得して選択できるようサポートしました。
最終的に、本人の意思で(A)の継続治療を選択されました。
治療連携の重要性
このように、エコーガイド下腰椎神経根はりパルス療法は短期的な効果にとどまるケースもあります。
その際、ドクターとの連携によって「次の物語(治療の選択肢)」を提示することが可能になります。
医師によるブロック注射やPRF(パルス高周波)治療によって、手術を回避しつつ痛みを軽減できるケースも多くあります。
特に、エコーガイド下腰椎神経根はりパルス療法で除痛効果が得られる方は、PRFによってさらに効果が高まることがあります。
私たちの想い
私は、なるべく薬やステロイド注射に頼らずに、患者様の痛みを軽減できる方法を模索しています。
その一つが、エコーガイド下腰椎神経根はりパルス療法です。
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