3年ほど前から首・肩こりが続き、疲れが溜まると頭痛も出てしまう状態でした。
首を後ろや横に動かすと首の付け根〜首筋にかけて痛みがあり、日常生活にも支障が出ていました。
整形外科で検査を受けたものの、特に異常は見つからず、電気治療・鍼・灸などさまざまな施術を試したものの、大きな改善には至らなかったとのことです。
首の後ろ〜肩上部に強い筋緊張
後屈・側屈・回旋などの動作で痛み
肩こりが慢性化し、頭痛も頻発
3年以上症状が改善しない状態が続いていた
● 1回目
大後頭直筋・肩甲挙筋・僧帽筋など、頚部の浅〜中層筋に鍼施術を実施。
肩の重さは軽減したものの、動作時の痛みは残存。
● 2回目(1週間後)
深部の筋緊張が原因と考えられたため、
エコーガイド下で「頚半棘筋」への刺鍼 + 鍼パルス療法 を実施。
頚半棘筋は首の深部にある重要な筋肉で、頚椎の後屈・回旋や安定性に関わります。
また頭痛に関係する「第三後頭神経」がこの筋肉を貫くため、深部筋の緊張は慢性頭痛の原因にもなり得ます。
● 3回目(さらに1週間後)
3年間続いた首の痛みが 約8割改善
可動域が大きく向上
常にあった頭痛が、この1週間は 一度も出なかった
患者様も「首が動かしやすく、頭痛が出なくなった」と大変喜ばれていました。
症状が再発しないよう、現在は メンテナンス施術 を継続し、良好な状態を保たれています。
首の痛みは表層だけでなく、深部の筋肉(頚半棘筋など)に原因が隠れているケース も多く見られます。
当院では、エコーを用いることで深部の筋肉や神経を確認しながら、安全かつ正確にアプローチが可能です。