数年前から右肩〜右背中のこりや痛みに悩まれていた患者様。
デスクワークが続くと悪化し、右に振り向いたときの“つまる感じ”や、右斜め下を向いた時の違和感もありました。
施術と経過
まずはC8神経根や肩甲背神経まわりに鍼とリリースを行い、痛みは一度消失。
しかし数日~1週間ほどで重だるさが戻る状態でした。
そこで 上位頚椎(特にOCC1)の動きに注目し、
上位頚椎への鍼とリリースを追加したところ、
– 施術後の良い状態が 3日 → 2〜3週間へ延長
– 1ヶ月後には 仕事中でも痛み・重だるさがほぼ出ない状態に改善
と大きく変化しました。
改善した理由
上位頚椎の動きが悪いと、下部頚椎が動きすぎてしまい、
神経や筋肉に負担がかかり続けるため、
肩こり・首の痛み・肩甲骨周りの張りにつながります。
上位頚椎の可動域が改善したことで、
下部頚椎の負担が減り、症状が安定したと考えられます。
セルフチェック
「顎が鎖骨につくか」で上位頚椎の硬さを簡単に確認できます。
– 動きが少ない
– 左右差が大きい
– 痛み・違和感がある
→ 上位頚椎の施術が必要なサインです。