初めまして。 3月21日に入社いたしました、徳久 玲菜(とくひさ れいな)と申します。
よろしくおねがいいたします!
今回は、高校生の新年度で部活動の練習の負荷が高くなることによって多く発生する脛骨過労性骨障害(シンスプリント)について書いていきたいと思います。
脛骨過労性骨障害(シンスプリント)とは?
運動中や運動後にすねの内側に痛みが出る怪我のことです。
主にランニング、ジャンプなどが多い競技でのオーバーユースによって発生します。
下腿の後面の筋群(ヒラメ筋、長趾屈筋、後脛骨筋)が骨膜を繰り返し牽引することによって炎症が起きます。

また、症状が疲労骨折と似ているため見極めが大切です。
原因
- ランニング、ジャンプ、ターン、ストップなどによる下腿後面内側の筋群の疲労
- 足部の疲労による衝撃緩衝能の低下
- 足部の過回内(土踏まずが減少または消失している状態)や扁平足
- X脚、O脚
- 固いグラウンドや地面での練習
- クッション性の悪いシューズでの練習
また、足の指の長さにも関係があると言われており、ギリシャ型(人差し指が最も長い)の人は足の前側に負荷がかかりやすく、シンスプリントのリスクが高いとも言われています。
シンスプリントを予防するには?
シンスプリントを予防するためにセルフケアできるものをいくつかご紹介します!
リンクをクリックするとやり方が出てくるので分からない方はご覧ください。
・ストレッチ:原因となる筋肉をストレッチすることで予防します。
①ヒラメ筋
②後脛骨筋
・筋力トレーニング:ふくらはぎや足の裏の筋肉を鍛えることで予防します。すねが痛い場合は無理せず行ってください。
①カーフレイズ(踵上げ)
②タオルギャザー
・マッサージ
①足裏
②すねの内側
・自分の足のサイズに合ったシューズの選択
・ランニングフォームの改善:膝とつま先の方向を揃えて強い衝撃が加わらないように着地を柔らかくする
・足底板やインソールの使用