そんなお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
その痛み、首の筋肉だけでなく“神経”が関係している場合があります。今回は代表的な症状とエコー画像の解説をしていきたいと思います。
首の神経と症状
特に痛みやこりに関係しやすいのが次の4つです。
- 大後頭神経(GON):後頭部〜頭頂部に広がる神経。片側の頭痛や後頭部のズキズキした痛みに関係します。
赤色:下頭斜筋
オレンジ色:大後頭神経
- 第3後頭神経(TON)、後枝内側枝:首のつけ根〜後頭部下部にかけて痛みを出す神経。寝違えや首を反らしたときに痛むことも。
赤色:後枝内側枝
黄色:第3後頭神経
黒:頚椎椎間関節
- C2神経根:首の深い部分を通る神経で、奥のこり感や回しづらさを感じるときに関係します。
赤色:下頭斜筋、椎骨動脈
黄色:第2頚椎神経根
白色:椎骨
当院での治療方法
エコーで神経の走行や周囲の筋肉の状態を確認しピンポイントに刺鍼していきます。
神経への通電や周囲の筋膜や血流を整えることで、圧迫をやわらげ回復を促します。
結果として、首の軽さや動かしやすさを感じやすくなります。
まとめ
首や後頭部の痛みの多くは、神経や関節まわりの小さなトラブルが関係しています。
「何度もマッサージをしても治らない」「原因がはっきりしない」と感じる方は、
一度、エコーによる首のチェックと鍼灸ケアを受けてみてください。
痛みの根本を見つける第一歩になるかもしれません。