谷田貝です!
急なジャンプや急なダッシュで起こることが多い下腿三頭筋(腓腹筋内側頭・腓腹筋外側頭・ヒラメ筋)の肉離れ。
発生割合としては…
・腓腹筋内側頭:46.7%
・腓腹筋外側頭:6.6%
・ヒラメ筋:46.7%
と腓腹筋内側頭・ヒラメ筋損傷が圧倒的に多いです。
また肉離れはそのまま放置してしまうと治ったと思ってもその後、高確率で再発します。そのため回復段階に見合ったリハビリがとても重要になります。
その肉離れのリハビリの一環として足底筋への鍼治療も有効です。
足底筋とは膝窩部から踵にかけてついている細い筋肉で、腓腹筋とヒラメ筋の間を通って下腿の内側を通っていきます。


足底筋は腓腹筋とヒラメ筋の内側を伴走するようについているため、歩行時・ストレッチの際に下腿に生じる違和感や階段を降りる時の不安感などが残る場合ここへの鍼治療は筋膜の癒着などを改善し筋肉の滑走性を獲得することが期待されます。
また長距離ランナーが抱えているアキレス腱周囲炎にも効果があると思われます。
ある患者さんは4ヶ月間アキレス腱部分の痛みに悩まされており、ランニングは5キロほどで痛みがありスピードも出せない状態でしたが、足底筋への鍼をおこなった後ペースはゆっくりですが20キロほど走っても痛みは出ないほどまで回復しました。