こんにちは。関澤です。
今回は手掌の筋肉のエコー抽出の方法についてです。
手の痛みは、圧痛や動作痛だけではどこを痛めているのか分かりにくいです。
エコーを用いることでどの部分に圧痛があるのか、また肥厚や腫れなどをみることができます。
①母指外側

短母指外転筋:母指の外転
母指対立筋:母指の対立(小指とくっつける)
②少し内側へ移動

長母指屈筋に対して長軸でみると、、、

長母指屈筋:末節骨の屈曲
短母指屈筋:基節骨の屈曲
浅層(正中神経支配)
深層(尺骨神経支配)となる。
③少し遠位へ移動

母指内転筋:母指の内転
虫様筋:MP関節屈曲、PIPおよびDIP関節伸展
背側骨間筋:第2〜4指の外転(主に)
掌側骨間筋:第2〜4指の内転(主に)
筋肉の作用を理解し、動かしながら確認していくと見つけやすいです。
筋肉の作用や支配神経、神経チェックなどは下記のリンクから確認できます。
https://irifune-seikotsuin.com/手の神経障害%E3%80%80〜母指球筋との関係〜/
このように当院では、エコーで神経や筋肉を追って治療のポイントを見て鍼治療やリリースをします。
母指または手の痛みでお困りお方は、一度当院にご相談ください。